優駿 - ORACION -

2001年2月17日
主演は斉藤由貴。
というより実際の日本ダービー馬メリーナイス号が主役です。
有馬記念での放馬シーンは劇中でも使われています。
栗毛で顔には大流星という男前な馬でした。
動物が主役の映画は舞台裏を考えるとみるのがつらくなる。
この映画でもメリーナイスの影武者が何頭か命を落としているらしいです。
動物は演技できないからね。


ということで今日のロシナンテ。
競走馬が主役でした。
サラブレッドは人間が作った動物なのでガラスのように脆い。
オラシオンのキャッチコピーじゃないけど走る為に生まれてくる。
そして悲劇的な結末を迎える馬も多い。
とくにレース中の故障・・・
テレビ好きも何度かレース中の故障を生中継でみています。
もっとも衝撃的だったのは天皇賞(秋)のサイレンススズカ。
4歳のときはなかなか素質が開花せず、5歳になって宝塚記念を完勝。
6連勝で迎えた天皇賞(秋)は当然のごとく単勝1.2倍の圧倒的1番人気に推されました。
いつものように暴走ともいえるペースで飛ばす稀代の逃げ馬は、他馬を圧倒的に引き離し
見ていたテレビ好きの興奮も最高潮に達した第3コーナー。
突然ガクンっと前につんのめったかと思うとずるずると交替。
鞍上の武豊が飛び降りる。
「これはダメだ」
とすぐわかりました。
右前足を地面に着くことができないでいる。
そして安楽死処分。
前足を骨折しただけでも馬は生きていくことができないんです。
安楽死にしないととても苦しむらしい。

そんなことを思いながらロシナンテをみると
最後の所でさみしいから延命させるのがエゴなのか
安楽死をさせるのがエゴなのかわからなくなりました。
ドラマでは奇跡っていう禁じ手を使ってうまくまとめていたけど。

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