いくらなんでもやりすぎでしょう（笑）
今回は完全にケータイ刑事ファン向けにつくってありましたね。
2代目柴田の大堀こういちをゲスト出演させたのはまだ序の口。
銭形愛のきめ台詞をささやき刑事にいわせたり、
犯人を追い込む方法は銭形愛の1話そのまんまだし、
挙句の果てに台本にキングアンドリュウとか。
林誠人は完全に遊んでますね。
テレビ好き的にはすごく楽しかったんですが、果たして何人が
この仕掛けを楽しめたんでしょうか。
まあ、トリックファンとか相棒ファンは、また別の楽しみ方を
したんでしょうが、やっぱり今回はケータイ色が
強かったですね。

相棒はキャラクタードラマだと思います。
特命係第3の男、陣川警部補、
いつかは再登場するといわれていた片山雛子代議士、
準レギュラーといってもおかしくない武藤弁護士、
などシーズン6において再登場した数々のキャラクター達は
この映画があってのことだったようです。
片山雛子が出るとなれば瀬戸内米蔵も当然出てくるし
まさかの鹿手袋まで再登場とあって相棒ファンとしては
なかなか楽しめました。

それにしても、スクリーンで杉下右京と亀山薫が観れる日が
くるとは夢にも思いませんでしたよ。
継続は力なりですね。

TOHOシネマズ川崎にて鑑賞
【2008年14本目の鑑賞】

これはかなり面白いです。
50年前のオリジナルと比べるのはナンセンス。
今風のキャストを揃えたんだからクラッシクな作りを
意識する必要なし。
派手なエンターテイメント映画を作ればいい。
その点で松本潤の起用はあたっていたし、長澤まさみも
さすが東宝のシンデレラだった。
阿部寛もいつもとは違って眼光鋭い演技で男らしかった。
宮川大輔も小手先の笑いに走らず、しっかり演技を
していたのは好感。
東宝のもうひとりのシンデレラ、黒瀬真奈美も画面に
出てきたとき一応、どっかで見た事あるって認識できたので
今後に期待。
椎名桔平が完全にダース・ベイダーだったのは、もしかして
笑い所かも。

TOHOシネマズ川崎にて鑑賞
【2008年15本目の鑑賞】

Amazonからの予約開始のお知らせメールを受け取った時は
目を疑いました。

即クリック！

やっとDVD化されるのかぁ。
お知らせ登録してから長かったなぁ。
などと思って今Amazonを見てみるともう注文受付中止に
なってる。
いやー危ないとこだっだ。
お知らせメールがきたのは今日なのにねぇ。
それだけみんな待っていたのか。

閉館とは寂しい限り。
今まで行ったことのある劇場の中ではダントツで
好きな劇場ですね。
2000人以上を収容できるスタジアム形式の座席は、
広くて観やすい上に、座席で飲食ができるのがよかった。
高速のサービスエリアのような売店とかも。
他の多くの劇場が芸術っていう堅苦しさを押し付けてくる
のに対してコマ劇場は庶民の娯楽に徹していて楽しかった。

2年前のリボンの騎士は盛況だったし、まだまだいけると
思うんだけどなぁ。
とりあえず今年のシンデレラを楽しんで、新宿コマ劇場と
お別れしようと思います。

観終わった時の評価は微妙でした。
面白かったけれど、ちょっと釈然としないっていうか、
ミスリードの仕方があまりにもアンフェアじゃないかと。
特に堺雅人と常盤貴子の関係に関する大泉洋の仕掛けは
反則スレスレの気がしてました。
常盤貴子が産気づいた時の堺雅人への電話のあわてっぷりとか
佐々木蔵之介と初めて会った時の会話とか。
映像に嘘はないけれどネタバレしたあとであー納得って
感じでもないかな？と。

が、帰り道によーく考えてみると色々矛盾が出ないように
練りこんである気もしてきました。
とりあえず後者については、佐々木蔵之介の正体に大泉洋が
気づいたタイミングを台詞でフォローしてたし。
気づいたのがそのタイミングなら、まあ、ありかなっと。

ミスリードが売りの映画ですから、何回か観ないと仕掛けが
よくわからないのかもしれません。
ちなみに、冒頭から引っ張った田畑智子と堺雅人の関係に
ついての謎のネタバレでエンディングとしたのは、
いい演出だったと思います。

川崎チネチッタにて鑑賞
【2008年16本目の鑑賞】